SSBB便り

2021.05.16.

道の駅【高田松原】

 

先日のG.Wに岩手県の道の駅【高田松原】(たかたまつばら)へ行ってきました。この周囲は、かつては約7万本の松が2キロメートルの砂浜に茂っていた松原としてとても有名な所でしたが、2001年の東日本大震災による津波奇跡の一本松を残して全て流出したのです。その後、4万本を目指して植樹による再生が進められています。そんなことを肌で感じてきました。

この看板を見て分かるように、高田松原復興祈念公園内に「道の駅」と「津波伝承館」があることが分ります。 

 

 

G.Wということもあり、県外ナンバーの車も多く、加えてバイクツーリングの人達も多数来ていました。

 

 

 

この施設の配置図をパンフレットのコピーで紹介します。左側の『道の駅」と右側の「津波伝承館」が一体の建物になっています。


 

 


空中撮影した写真(道の駅のH.Pからの転載)は、パンフレットより分かり易いです。(上のパンフレットとは上下の向きが逆になっているので要注意)

 

 

 

では、それぞれの施設に入ってみましょう。先ず「道の駅」です。

 

この中の売店では、特産品のノリとワカメの販売コーナーが充実していました。

 

 

 そして、「津波伝承館」ですが、基本的には館内撮影禁止に付き、パンフレットから写真を転載いたします。

被災した現物の消防車です。津波の破壊力の凄さをまざまざと見せつけられます。

この展示室の前面の大画面には、関係者のインタビューや被災状況が次から次と映しだされ、後方のスピーカーからは当時の緊迫した現場のやり取りの音声が流れ、多数の来場者はじっと足止め状態でした。

 

 

 

屋外に出て、海が見える高台『海を臨む場』へ向かいます。そこまでは結構な距離を歩きます。推定200m以上あったようですが・・・定かではありません。遠方に見える土手が防潮堤で、その突き当り上方に『海を臨む場』があります。

 

 

 

ここが、『海を臨む場』です。一気に前方が開けて高田湾が見えるのは凄いです。

  

 

 

前方や周りを見渡すと、失われた松原再生の為の松の苗木がずーっと植えられているのがよく分かります。

 

 

この春(3月)、三陸自動車道が全面開通したこともあり、ここを訪れた訳ですが、前回(被災時の翌年)の時に比べ、確かに復興はしてきましたが、高盛り土した旧市街地は更地のままの状況が多く、以前の賑わいが戻るのは相当な月日がかかるような気がしました。機会を見つけてこの地を訪れることが、ささやかな復興の一助になればと思っています。みなさまも機会を見つけて是非足を伸ばしてください。
 
      参考;道の駅高田松原のH.P⇒⇒⇒ https://takata-matsubara.com/

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